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「非接触・非対面診療」を実現する予約システム

お役立ち記事

コロナ禍に加速したオンライン診療

世界的な「新型コロナウイルス(COVID-19)」のパンデミックを契機に、経済活動やコミュニケーションの在り方、生活様式が一変しました。なかでも院内感染の対策強化が求められた各医療現場では、医療提供体制や公衆衛生を維持するため、これまでの規制や制度が次々に改革され、特に感染拡大の歯止めを期待された「オンライン診療」が積極的に推進されました。

きっかけは、診療報酬の引き上げ

新たな医療体制の構築にあたり2021年8月、厚生労働省から自治体に打ち出されたのが「新型コロナウイルスの自宅療養者らに対して電話やオンラインで診療した場合、診療報酬を2倍超に引き上げる」という通知です。全国的に病床がひっ迫し、自宅やホテルなどで療養する患者が急増していた状況下。従来、対面診療に比べて診療報酬が低かったオンライン診療の報酬を見直すことで、積極的な医療支援を各医療機関に呼びかけました。
この措置によって、電話やオンラインでの初診の報酬は従来の2,140円に2,500円が上乗せされ、倍以上に。再診の場合は従来の730円に初診と同額の2,500円を加算し、4倍超にアップしました。

未来の病院づくりに求められること

オンライン診療の拡充は目先の感染症対策だけでなく、これから迎える超高齢化社会にとっても重要な課題だと考えられています。医師が迅速に病状を把握(早期発見・早期治療)し、地域包括ケアシステムの構築を円滑に進める。その実現のためには、予約システムや決済システム、オンライン資格確認の導入など院内のIT化をさらに推進し、本当の意味での「非接触・非対面診療」を目指す必要があるからです。今回は、特に導入を検討しやすい「予約システム」について詳しく紐解きます。

多様なシーンで活躍する「予約システム」

「予約システム」とは、予約に関する業務を効率化する機能の総称です。医療現場以外にも飲食店や美容院、料理教室、オンラインレッスンなど、幅広い業種や業態で使われています。

病院やクリニックでは、待合室での混雑や長い待ち時間が軽減されるほか、時間帯ごとの来院数を制限することで院内における感染対策を実現。スタッフの人材確保や業務効率を向上させるツールとしても、さまざまなシーンで活躍が期待されています。

シーン① 発熱外来患者の予約管理

発熱外来患者専用の「予約枠」をつくることで、症状のない方と来院のタイミングを分散。院内での滞在時間を最小限にとどめ、感染リスクを低減します。

2022年4月10日までに必要な設備やシステム導入し「発熱患者の外来診療・検査体制確保事業」として申請すれば、経費の補助を受けられます。詳しくは厚生労働省のWebサイトをご確認ください。
発熱患者外来診療/検査体制確保事業の補助金を受けた医療機関の皆様へ

シーン② 新型コロナワクチン接種の予約管理

現在、大規模接種会場やクリニックで実施されているワクチン接種ですが、2022年以降はクリニックでの接種が推進される流れとなります。今のうちから予約システムを導入すれば、新規の接種希望者の予約をオンライン化でき、電話などの受付業務の負担が軽減されます。

シーン③ 初診での電話・オンライン診療での対応

2022年度の診療報酬改定で、電話・オンライン診療の点数増加がさらに期待されています。これに伴い、オンライン診療が現在よりも普及することが予測されます。予約システムで事前に誘導し管理することで、院内のリソースを効率的に利用した診療を実現しましょう。

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