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導入事例インタビュー
菅間医院様

※インタビュー記事は、取材時点でのサービス内容に基づいてご回答いただいております。

菅間医院

菅間 裕 様/
菅間 剛 様

東京都

院長 菅間裕先生 プロフィール

国立富山大学医学部卒業。女子医大外科・放射線科にて臨床研修を受け、離島医療、船舶医療を経験。病気の初期対応、慢性疾患対応、高齢医療、在宅診療に従事。1999年に父の跡を継ぎ菅間医院の院長に就任。地域に密着した一般医として、近辺の医療機関、地域拠点病院と連携し広範囲の疾病に対応。

菅間剛先生 プロフィール

慶応大学医学部卒業。麻酔専門医として心血管外科、呼吸器外科、小児外科等の麻酔に従事。また、痛みの専門家として東京医科歯科大学ペインクリニック科に勤務。2017年より菅間医院での診察も行っている。

50年以上も地域の人々に頼られてきた「家庭医」

―クリニックの特徴を教えてください

菅間 裕 先生:
 当院は1967年に心臓外科医の父が開院しました。当時の調布はまだ畑ばかりで、まさに「ゲゲゲの鬼太郎」の時代。2階に13床の病床や当直用の和室もあり、ここで心臓の手術も行っていました。医師となった私は船医としてマグロ漁船団とともに南太平洋へ行ったり、和歌山県の離島医療に携わったりしていましたが、父が亡くなったため調布へ戻り、1999年に跡を継いだのです。
 現在は入院・手術は行わず、外来診療と在宅医療を中心に、幅広い医療を提供しています。麻酔科でありペインクリニック科に勤務する、息子の剛先生が診療を手伝ってくれる火・土曜日と昼の時間帯は、バイクに乗って往診にも出かけています。

複数の医師の情報共有のために、電子カルテが必須

―『カルテZERO』とはどのようにして出会いましたか

菅間 裕 先生:
 古い医院ですので、もともとは全て紙カルテでした。私が院長となってから、自分でプログラミングした自己流の「電子カルテもどき」に過去2年分のデータのみ移して併用していたのですが、これは私にしか使えない。剛先生が手伝ってくれることとなった時にそれでは不都合で、電子カルテの導入を考えました。医師が複数いるならば、情報をスムーズに共有しなければなりませんから。
 しかし、いざ調べてみると電子カルテは高額なものばかり。インターネットで検索し、無料の『カルテZERO』を知り、他と比較検討することもなく、早速「お試し版」を入れてみました。

菅間 剛 先生:
 僕は2007年に医師になりましたが、その頃はちょうど紙から電子カルテに移行する過渡期。研修医の2年目くらいで勤務する病院が電子カルテを導入したので、電子カルテには慣れていました。父の書いた紙カルテは文字が読めず、自作カルテは全く使い方がわからずで、当院の電子カルテ導入は必須でしたね。

導入時にはデータ移行に苦労。
当初は投げ出そうと思ったことも…

―『カルテZERO』導入で心配なこと、困ったことはありましたか

菅間 裕 先生:
 『カルテZERO』を導入するまで、レセコンはORCAを使用していましたが、データ移行がスムーズにいくかどうかは不安でした。実際、1人でORCAの病名・開始日・処方内容を入れるのは相当手間がかかりました。最初は全く使い方がわからなくて、「ダメかな」と思い1日目で投げ出そうかと…。電話で何度も問い合わせをして、そのうちに「あ、これは使えるじゃないか!」と思いました。導入して1年経った今では、時々わからないことを聞くくらいで、私も事務もスムーズに使っています。
 「無料」であるため、「何かあった時にちゃんと対処してくれるのか、継続して使えるのか、途中で有料になったら困るな」ということは不安でした。しかし、こちらの質問にはいつも丁寧に答えてくれ、様々な機能を使っても有料になることもなく。今は満足しています。

菅間 剛 先生:
 どんな規模の病院で、どのメーカーの製品を導入するにしても、紙カルテから電子カルテに移行する際は苦労やトラブルがつきものです。それは研修医時代に経験済みでしたので、僕は気になりませんでした。『カルテZERO』は慣れると使い勝手がよく、使いやすいですよ。

どのメーカーのパソコンを何台使用しても「費用ゼロ」がありがたい

―『カルテZERO』を導入して良かった点は何でしょうか

菅間 裕 先生:
 以前は在宅診療先から医院に帰って来てカルテを整理していましたが、『カルテZERO』はクラウド型なので、ノートパソコンを持って診療に行き、出先で入力できます。また、予想した処方箋を手書きで書いておくこともありましたが、プリンタを持参すれば、処方箋もその場で出力してお渡しできるのでとても便利です。医院に電話で「ご家族の方が会計に行くから」と連絡しておけば、事務がカルテを開いて見ることもできます。何台で使っても費用がかからないので、経営的にも非常に助かります。
 細かいところでは、2018年8月のリリースでカルテ記入画面から直接病名が記入できるようになったため、病名整理が楽になったのは良いですね。きりんカルテさん、よく無料で対処しているなぁ、と思います。

菅間 剛 先生:
 僕はやはり、情報の共有ができるようになったのが一番良かった。また、以前勤務していた病院では端末も決まったものでなければ使えませんでしたが、『カルテZERO』はWebブラウザのGoogle Chromeが動けば、手持ちのどのメーカーのパソコンでも使えるのが良いですよね。無料でここまでできれば十分です。

―今後、『カルテZERO』に期待することは何でしょうか

菅間 剛 先生:
 過去の検査データがちょっと見辛いですね。あとはレントゲンの2MG以上になるデジタルデータをJPEGで貼り直していますが、直接『カルテZERO』に飛ばせると良いと思います。

菅間 裕 先生:
 「在宅訪問スケジュール」の画面からも、画像登録や会計修正等ができると助かりますね。病名を一括して「治癒・軽快・死亡」の転記ができると、さらに手間が省けて業務がスムーズになりますので。在宅の「訪問看護指示書」も一括で何時何分と入力できると嬉しいのですが。一度にこういった処理をするのは難しいことなのでしょうか?
 調布市内で在宅診療を行っている医師でグループを組んでいるのですが、将来的にはクラウドを活用して、そういったグループ内でも何か活用できるようになると面白いでしょうね。

有料レセコン・電子カルテを経て『カルテZERO』へ

―導入を検討している方にアドバイスをお願いします

菅間 剛 先生:
 『カルテZERO』があれば開業へのハードルが1つ、確実に下がります。無料で使え、パソコンさえあればどこでもカルテが開けるというのは、非常にありがたいこと。僕の知人の医師が、週に1回の頻度でいわゆる「僻地」で医師不在となった診療所へ出向いているのですが、そこでもインターネットがつながりパソコンさえ持って行けばすぐに診療できるのですから。それに、IT化しても保険点数には反映されませんので、電子カルテのコストが下げられるのは大変良いことだと思います。

菅間 裕 先生:
 開業を考えている方、開業したばかりの方でしたら、経営上、迷わず導入をおすすめします。紙カルテからの切り替えを考えている方で、もしデータ移行に不安があれば「初期導入サポート」などを検討するのも良いかもしれませんね。

(2018年12月11日)

菅間医院

子供から高齢者まで、内科・外科・消化器内科を中心に地域の家庭医として広範囲な分野の診療を行なっています。地域の他の医療機関と連携した在宅医療、ブロック注射などによる痛みに対する治療にも力を入れています。

診療科目

内科・外科・消化器科

住所:〒182-0026
東京都調布市小島町1-24-5

TEL:0182-37-1233

URL:http://kamma-clinic.com/

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