上山 直紀 様
兵庫県
院長プロフィール
高知大学医学部卒業後、桑名市民病院で東日本大震災の災害救命活動や桑名保健所の保険業務に携わる。その後、東員病院で精神科医員として精神疾患や難病の治療で経験を積み、2017年10月に芦屋さくらメンタルクリニックを開業。
―クリニックの特徴を教えてください
うつ病や双極性障害などの気分障害をはじめ、パニック発作、強迫観念や強迫行為、統合失調症など精神疾患全般を治療しています。患者様の話を聞いて、悩みを明らかにしていき、ゆっくり乗り越えられるようサポートします。最近の特色としては、産後うつや、会社でのオーバーワークで動けなくなってしまうなど、適応障害の人が多い。都市部なので、地元だけでなく大阪や神戸から来院する患者様もいます。
―『カルテZERO』を選択された決め手は何でしたか
開業するときに、電子カルテの比較サイトで30個ほど比べてみました。最初は違うメーカーのものにしようと思っていたのですが、『カルテZERO』のお試し版を使ってみると、思った以上に使いやすかったのです。
特に気に入ったのは、クラウドなので安全性が高い点と、カルテを利用する端末の増設が簡単にできる点です。特に端末の増設については、他のクラウド型だと制限がある場合もありますので、無料で何台でも追加できるのは魅力でしたね。当院は、スタッフそれぞれが電子カルテを見ながら、保険証の番号や経歴を入力したりといった受付業務をするので、スタッフひとりにつき電子カルテがひとつ必要なんです。今は3部屋に計7台、電子カルテの端末を置いています。
あとは、初期導入費用もランニングコストもかからず、患者数が増えても費用が全く発生しないことも『カルテZERO』の導入を決めた理由の一つですね。
―導入時に困ったことはありましたか
導入に関する操作については、ひとりで簡単に設定でき、問題はありませんでした。設定にかかった時間もおおよそ5分ほどです。クライアント証明書をパソコンに取り込み、メールで送られてくるURLにアクセスするだけ。本当に、インターネット環境とパソコンさえ準備していれば手軽に始められました。1台目で導入に関する要領を掴んだので、2台目以降の導入はスムーズでした。そのため、カルテの操作ができるパソコンを増やしていく過程は、大変さを感じませんでしたね。
カルテ自体の操作については、はじめは何度もサポート窓口へ電話をかけました。実は私を含め、当院のスタッフは医療事務については素人だったのです。それでも電話口のスタッフの方が毎回丁寧に教えてくれて、無料なのにここまでしてくれるのかと驚きました。
―今後『カルテZERO』に期待することは何でしょうか
一度入力したものが予測機能で自動入力されるようになると、さらに使いやすくなると思います。精神科と心療内科は同じ処方が多いんです。薬の名前だけ入れると「夕食後何回、何ミリ」などの用法用量がすぐに出てくる機能があれば、さらに仕事がはかどるでしょうね。あとはデザイン。正直親しみやすさは感じられないデザインだと感じているので、色味を変えたり線に丸みを帯びさせたり、少し改善したら今まで以上に多くの人が愛着をもって操作ができるような電子カルテに変わっていくと思います。
―導入を検討している方へアドバイスをお願いします
精神科と心療内科は、カルテの記録を残し、オーダーを出すのがメインなので『カルテZERO』はとても合っていると実感しています。
また、私は『カルテZERO』を導入することにより、開業時の費用もかなり抑えることができました。有料の電子カルテの場合、端末を1台追加するごとにコストが発生します。私も、当初はパソコン3台にプリンター込みで300万円ほどを想定していました。しかし『カルテZERO』の導入を決定したおかげで、それらのコストのほとんどをセーブすることができ、最終的には自己資金のみで開業することができたのです。そして、浮いた費用は設備に投資するなど、クリニックの機能やサービスの質をより高めていける部分に回せています。クリニックを開業されるドクターは、自己資金のみで考えていらっしゃる方も多いので、完全無料で導入できる『カルテZERO』は、そんなドクターたちの強い味方だと感じています。
(2018年5月8日)
芦屋さくらメンタルクリニック
気分障害や強迫観念、統合失調などの精神的サポートを含めた治療を実施しており、禁煙治療にも力を入れています。患者の性格や経験、家族背景を考慮し、細かなニーズに応じた治療が特徴です。
診療科目
心療内科・精神科・神経内科
住所:〒659-0024
兵庫県芦屋市南宮町6-22 コミカ南宮ビル2F
TEL:0797-61-5399