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オンプレ型とクラウド型:電子カルテ導入の決め手はコスト?カスタマイズ性?

お役立ち記事

電子カルテの普及状況の推移

平成29年度の厚生労働省の調査によると、電子カルテの普及率は400床以上の医療機関においては85.4%とかなり高いものの、診療所においては41.6%と普及率は決して高くないのが現状です。

電子カルテシステム等の普及状況の推移
診療所の電子カルテ導入率は、平成20年において14.7%が、平成29年度では41.6%まで増加。医療のICT化が推進される中、今後ますます導入数は上昇すると見込まれています。

出典:厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000482158.pdf

新規開業時の電子カルテ導入率は 95%

これから新規開業をする医療機関では、業務の効率化などを考慮し、あらかじめ電子カルテを導入する(もしくは導入予定)と検討している医療機関が多くなっています。
近年は、初期導入費やランニングコストを安価に抑えることができるクラウド型の電子カルテの普及によって、開業に関わるコストをできるだけ抑えたい医療機関でも導入しやすいことも普及の後押しになっているようです。


出典:矢野経済研究所ホームページ
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2328

2023年度の国内医療ICT市場規模は198億円を予想

国内の医療ICT市場を調査によると、2018年度の国内医療ICT市場規模は124億8,500万円と推計。さらに、2023年度のICT市場規模は2018年度比1.59倍の198億円を予測。中でも、クラウド型電子カルテ、クラウド型PACS、診療予約システムの市場伸長を予測しています。


電子問診システムの普及については、患者にとっては受付における待ち時間の短縮や問診記入の手間削減などが、医療機関にとっては入力された問診内容を電子カルテと連携させることで、カルテの入力時間を短縮でき、業務効率化が図れることなどがメリットとしてあげられます。
電子カルテの普及とともに、電子問診システムの普及も増加していくとみられています。

出典:矢野経済研究所ホームページ
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2406

Topic:医療情報分野の標準化

厚生労働省「医療情報分野の標準化」によると、電子カルテの標準化についても言及。
個別の運用が多く標準化が難しい領域から標準化できるもの、またそもそも標準化すべき領域を定め、標準規格の整備・普及促進を進めている。

参考:一般社団法人 医療情報標準化協議会(HELICS協議会)ホームページ
http://helics.umin.ac.jp/files/event_20191121/4_HELICSTUTRIAL2.pdf

電子カルテを導入するメリットとは?

電子カルテを導入するメリットは、①業務効率化 ②保管スペースが不要 ③外注検査会社からの検査結果データの取り込みや医療機器と連携しデータを保存し、経時観察可能 ④レセコンと連携することで保険請求手続きを行うことができるなど、導入することで多くのメリットを享受できます。


メリットが多い一方で、導入に踏み切れない要因として「使いこなすことができるか」「セキュリティが心配」「コストがかかる」など、いくつかの理由があげられます。
電子カルテを導入するときは、不安を払拭できるよう、しっかりと電子カルテベンダーから話を聞くことが大切です!

オンプレ型とクラウド型、どちらを導入するべき?

現在、市場にある電子カルテには、大きく①オンプレミス型(オンプレ型) ②クラウド型の2つがあり、近年急増するクラウド型の電子カルテを採用すべきか、院内にサーバーを設置するオンプレ型の電子カルテを採用すべきか、検討されている方も多くいらっしゃるかと思います。それぞれの特徴についてご説明します。

オンプレ型の特徴

現在もシェアが多く、特に大病院をはじめとした医療機関で最も利用されているのがオンプレ型の電子カルテです。オンプレ型は、サーバーを自院内に設置し、自院内でデータの保存・管理を行います。カスタマイズ性が高く、専門的な機能や高度な医療機器とも多数連携しているというメリットがあります。
一方でデメリットとしては、院内にサーバーや専用端末を設置するスペースが必要となることや、トラブルが起きた際にはカルテベンダー等のサポートスタッフに自医院までサポートに来ていただき、修理していただくことになります。
コストの面でも、初期費用やランニングコストなどが高いと一般的には言われています。また、オンプレ型は基本的に5年程度のリース契約が多く、導入後は次の契約期間となるまで、使い勝手の悪さから解約や乗り換えをしづらいという点がデメリットです。
自医院にデータを保存していることから、災害復旧対策を自医院内で行う必要もあります。

クラウド型の特徴

クラウド型電子カルテは、コンピュータとインターネット、Webブラウザがあれば場所や端末を選ばずに利用可能で、在宅医療での利用はもちろんのこと、省スペースで利用できることから、都心部など広いスペースの確保が困難な医療機関にも導入いただきやすいのがクラウド型です。シンプルで直感的に操作できるものも多く、基本的なITリテラシーがあればマニュアルを見ながら操作を習得することも可能。
コスト面では、初期費用やランニングコストも安価にスタートできます。システムのアップデートや不具合の修正なども自動で行われ、常に最新の機能をご利用いただくことが可能、データはクラウド上にあるため、災害などが起きた場合も安心です。
デメリットとしては、オンプレ型のように、カスタマイズ性には優 れておらず、自医院で最適な状態で利用するのは難しいかもしれません。

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クラウド型電子カルテサービス『きりんカルテ』は、電子カルテとしての基本的な機能はもちろん、予約機能や在宅医療での利用など豊富な機能を搭載。これまでの電子カルテ導入にかかっていた高額な初期費用・月額利用料などのコストを抑え、クリニックのスマートな経営をお手伝いします。
レセコンにはクラウドORCAを採用・連動しています。

電子カルテの導入メリットやポイントを解説!

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