開発ログ Vol.4 きりんカルテ 2021年下半期の機能リリース
日頃より『きりんカルテ』をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。新しい年を迎え、今回は開発ログ 第4弾として「2021年下半期に行った機能リリース」をテーマに、ユーザーやご検討中の皆さまから頂いたご意見を基に行った『きりんカルテ』の機能開発・アップデートをご紹介します。
2020年末〜2021年上半期にリリースした機能のご紹介は、開発ログVol.3をご覧ください。
1.定期診療の作成・登録機能
ユーザーである先生から頂いた「定期的な検査(診療行為)をお知らせしてほしい」というお声を基に実装した定期診療機能。
患者さんごとに、実施予定のオーダーや所見内容を登録することができます。定期的な処置や検査などを行う患者さんの診療時や、次回来院時に予定している診療行為の事前登録にご利用いただけます。スギ花粉アレルギーの患者さんが増えるこれからの時期、早速ご活用いただける機能です!
定期的な診療予定を登録している患者さんは、外来受付画面から一覧で確認することもできます。
もちろん自費メニューの定期登録も可能です。コース施術など定期的に通院される患者さんにもご利用いただけます。
本機能をご利用になっていないユーザーでご利用を希望される方は「きりんカルテ ヘルプセンター」に機能に関するマニュアルをご用意しております。カルテ画面のチャットサポートにて、キーワード「定期診療」とご検索ください。
ご検討中のお客様で、実際の製品画面で操作感をご覧になりたい方は、オンラインデモにて 画面をご案内しております。操作デモのご希望日時をご用意の上、お問い合わせください。
2.患者さん向け 診察予約ツールのWeb版をリリース
『きりんカルテ』には、オプション料金なしでご利用いただける"予約機能"をご用意しています。主にクリニック側で予約患者を登録・管理/受付する機能ですが、この予約機能は患者さんからの診察予約も受け付けることが可能です。
これまでは、患者さんのスマートフォンに専用のアプリをインストールしていただくアプリ版『診察予約ZERO』のみのご提供でしたが、ユーザーの皆さまからのご要望、そして「Webから診察予約できること」自体が年々需要を高めていたことから、2021年秋 『診察予約ZERO』Web版をリリースいたしました。
患者さん自身で診察の予約やその変更を行うことができるため、クリニック窓口での電話応対等の手間を軽減することができます。
クリニックのWebサイト上に『診察予約ZERO』Web版の専用URLを貼付いただければ、患者さんはオンラインでいつでも診察予約を取ることができます。患者さんからの予約情報はきりんカルテに連携されるため、来院時に予約情報を元に受付が可能です。
- アプリ版同様、予約枠の調整はクリニックのきりんカルテ環境からの設定となります。
- 『診察予約ZERO』Web版はスマートフォン・タブレットのブラウザからのみご利用が可能です。
- きりんカルテの予約機能は、機能単体でのご提供は致しておりません。『きりんカルテ』ご契約のユーザーのみご利用が可能です。
参考:患者さん向け予約ツール『診察予約ZERO』
本機能をご利用になっていないユーザーでご利用を希望される方は、カルテ画面のチャットサポートよりお問い合わせください。
3.カルテ画面のデザインをプチリニューアル
カルテ画面については 2020年から2021年夏にかけて、画面に使用している色や文字など「見た目」に関わる部分に少しずつ変更を加えてきました。
改修は一つずつ行なったため、実装時点では細かな変化は気付かなかった方もいらっしゃったかもしれません。2020年8月時点のカルテ画面と現在のカルテ画面を見比べていただくと、その違いが分かりやすいかもしれません。
患者情報エリアの色味と各要素の文字サイズ、カルテ画面上部にあった「患者内カルテ検索」機能の位置、当日カルテ・病名エリアにあるタイトルバーのデザイン、カルテ入力のためのメニューボタンの意匠など…
また、上図ではわかりにくいのですが、外来受付リストに表示される状態ラベルと同様に、患者さんの受付状況やステータスによりカルテ画面左上の患者状態エリアの背景色が変わるように変更しました。
(以前は、どんなステータスでも背景色は全て緑色でした。)
改修デザインを制作し実装・リリースしたのは一つずつですが、これらの改修を実装した今、改めてカルテ画面を見返すとカルテ画面の印象はかなり変わったなと感じます。
改修箇所によっては、リリース後にユーザーである先生からフィードバックを頂戴することもあり、事象によっては直近の開発リリース日で再改修を行う、ということもありました…。ユーザーの皆さまには、いつも本当に助けていただいています。
患者情報エリアの改修に伴い、以前はカルテ画面右上に置いていた「患者内カルテ検索」エリアを画面左側の「過去カルテ」エリアに移動しました。一画面の中ではありますが、大きな引越しになりました。
…カルテ検索では「しおり」を付けたカルテだけを検索することもできます。
4.その他 こんな開発をしました
その他にも、以下のような機能を開発/改善しました。
- 診察セットのエクスポート/インポート
- よく使うオーダーや定型文をセット化して登録しておける「診察セット」。登録したセットを別医療機関のきりんカルテ環境にインポートできる機能をリリース。同一法人で2医院目以降もきりんカルテを導入いただくときなどにご活用いただいています。
- カルテ種別(保険診療カルテ/自由診療カルテ)の初期設定変更
- これまで、カルテ作成時には"保険診療カルテ"が自動的に作成されていましたが、きりんカルテのユーザーさまに自由診療のみ もしくは 自由診療の頻度が高いクリニックが増えてきたことから、はじめから"自由診療カルテ"を作成いただけるよう、初期設定を変更できるようにいたしました。
- 外注検体検査結果画面:検査結果の手入力機能 追加
- 「病名チェック」機能の対象データ 更新
- 予約カレンダーの表示項目 改修
- 各種項目の並び替えに対応
- 外来受付リスト:フィルタリング範囲を拡張 など
2021年にリリースした開発の一部ではありますが、様々な開発を行うことができました。
もちろん2022年も、細かなものから大きなものまで、いろいろな開発を予定しております。より良く・より使いやすく成長していけるよう努めて参りますので、お楽しみに!
『きりんカルテ』にご興味をお持ちいただけましたら、オンラインデモで詳しくご説明することもできますので、お気軽にお問い合わせください。